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大学紹介

高田本山寄附講座 仏教専門講座

 高田短期大学仏教教育研究センターでは、「仏教専門講座」を開講しています。この講座は高田本山寄附講座として開講するもので、仏教および真宗をさらに専門的に多方面から学べる講座です。また、文部科学省の「履修証明プログラム」として開講しています。
 「仏教専門講座を文部科学省の履修証明制度に則ったプログラムとして開講いたします。「履修証明プログラム」とは、大学等の教育・研究資源を活かし一定の教育計画の下に編成された、体系的な知識・技術等の習得を目指した教育プログラムのことです。主に社会人の方に学習機会を提供し、その学習成果として学校教育法に基づいた履修証明書を交付するものです。

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履修証明プログラムについて

 履修証明制度では履修証明書の交付には受講総時間が120時間以上の受講が条件となっています。本講座では、10科目を全て修得すれば総時間数は150時間となり、その条件が満たされます。10科目は2年1クールとしていますが、3年以上かけて受講することもできます。

各講座の講義概要

【仏教学概説】

親鸞『浄土髙僧和讃』は、浄土教を弘めた七人の髙僧の教説を和文体の讃歌にまとめた本であり、鎌倉時代中期に書かれた簡潔明快な内容は、民衆に詠まれ今に伝えられた仏教概説書でもある。講義では、この七髙僧の事蹟を基軸に、インド・中国・朝鮮・日本など、東アジアの各地域に伝播し醸成された大乗仏教諸派の全体像を俯瞰し、さらに仏教研究の未来をも展望する。

【仏教学購読I】

 『仏説無量寿経』は「浄土三部経」の中心であり、親鸞聖人が「真実之教」と仰がれた経典です。大乗仏教のエッセンスとともに、浄土真宗において最も大切な「浄土」「阿弥陀仏」「往生」「本願」「念仏」「信心」といった言葉の原意が語られています。講読を通して仏願の生起本末および大乗仏教としての浄土真宗の基本と本願の仏道を歩むこころを聞いていきたいと思います。

【仏教学購読II】

親鸞聖人が拠り所とされた「浄土三部経」の中から『仏説観無量寿経』(略して『観経』)と『仏説阿弥陀経』(略して『小経』)を学びます。『観経』には極重の悪人が念仏によって救われること、『小経』にはただ念仏のみが説かれています。これらの経典を読むことで、凡夫が救われる念仏の教えを学んでいきたいと思います。

【真宗学概説】

比叡山における20年の修学の後、法然上人に導かれて本願念仏に帰された親鸞聖人は、阿弥陀如来による救いをご自身における体験をもとに体系的に明らかにし、様々な著書にその全容を記し伝えられました。本講義では、聖人によって明らかにされたその体系としての真宗教義の基礎を、聖人の著書をひもときつつともに学んでいきたいと思います。

【高田の宗風】

真宗高田派第10世真慧上人の著作である『顕正流義抄』を学びます。「正しい流義を顕す抄」と読むことができるこの書によって異義をただし、親鸞聖人の門流における念仏と信心を高田伝来の聖教から引用し、その肝要をどのように教示されたかについて考察していきたいと思います。

【真宗学講読I】

親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類』(略して『教行証文類』)を学びます。使用するテキスト『真宗高田派聖典』(約950頁)の中で『教行証文類』は約270頁にも及ぶ厖大な分量があります。この書は六つの分類から構成されており、前々回は三つの序文(「総序」「別序」「後序」)を学び、前回は「教文類」と「行文類」を学習しました。今回は「信文類」から学び始めたいと思います。

【真宗学講読II】

本願寺教団が「正信偈(正信念仏偈)」を重用しているのに対して、高田派では「文類偈(念仏正信偈)」を重用しています。正信偈は主著『教行証文類』に収められているのに対し、文類偈はその略書と見做される『浄土文類聚鈔』に収められているものの、両偈文は内容も密接な関係があります。両偈文は和讃とも関係があるので、それらに注意を払いながら講読していきます。

【真宗学講読III】

「三帖和讃」は、親鸞聖人撰述の『浄土和讃』、『浄土高僧和讃』、『正像末法和讃』の事です。高田派には国宝本「三帖和讃」が伝えられています。また高田派第三世顕智上人書写『浄土和讃』、『正像末法和讃』も伝えられています。本講読では、「三帖和讃」を概観し、特に「浄土高僧和讃」を中心に購読していきます。

【真宗学講読IV】

親鸞聖人ならびに高田派の歴代上人は、消息で法義を示した御書を記しています。これらの御書のうち重要なものをとり上げ、読んでいきます。書かれている内容だけではなく、その御書が記された歴史的な背景についても触れていきたいと思っています。

【真宗史講読】

 教団史・教学史の視点から、高田開山親鸞聖人、第2世真仏上人、第3世顕智上人らの時代であるいわゆる初期真宗教団の展開を学び、高田派及び真宗他派の教団・教学の形成過程を明らかにする。また各書の講読を通して教学的特徴についても言及する。以上のような内容によって、歴史的な視点から高田派の特徴を学んでいく。

 

各講座と担当者

仏教学概説 新 光晴 (仏教教育研究センター研究員 高田本山宝物館主幹)
仏教学講読I 安藤 章仁 (仏教教育研究センター研究員、高田中・高等学校非常勤講師)
仏教学講読II 清水谷 正尊 (仏教教育研究センター研究員、高田短期大学非常勤講師)
高田の宗風 藤田 正知 (仏教教育研究センター主任研究員 高田中・高等学校教諭)
真宗学概説 栗原 廣海 (仏教教育研究センター研究員 高田短期大学学長)
真宗学講読I 松山 智道 (仏教教育研究センター長 高田短期大学特任講師)
真宗学講読II 金信 昌樹 (仏教教育研究センター研究員 高田短期大学非常勤講師)
真宗学講読III 佐波 真 ( 仏教教育研究センター研究員)
真宗学講読IV 北島 恒陽 (仏教教育研究センター研究員、四日市大学非常勤講師)
真宗史講読 栗原 直子(仏教教育研究センター研究員)

平成29年度専門講座授業スケジュール(PDF:84KB)