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大学紹介

高田本山寄附講座 仏教専門講座

2019年度仏教専門講座は定員になりましたので、募集を締め切らせていただきます。
多数のご応募ありがとございました。

 
  高田短期大学仏教教育研究センターでは、高田本山からの奨励寄付によって「仏教専門講座(高田本山寄附講座)」を開講しています。本講座は文部科学省の「履修証明プログラム」に基づき、仏教および真宗を専門的に学ぶ講座です。

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履修証明プログラムについて

 「履修証明プログラム」とは、大学等の教育・研究資源を活かし一定の教育計画の下に編成された、体系的な知識・技術等の修得を目指した教育プログラムのことです。主に社会人の方に学習機会を提供し、その学習成果として学校教育法に基づいた履修証明書を交付するものです。
 履修証明制度において、履修証明書の交付には120時間以上の受講が条件となっています。本講座では、10科目を全て修得すれば総時間数は150時間となり、その条件が満たされます。10科目は2年1クールとなりますが、3年以上かけて受講することもできます。

各講座の講義内要

【仏教学概説】

『浄土髙僧和讃』は、浄土教を弘めた七人の髙僧の教説を親鸞聖人が和文体の讃歌にまとめた本であり、鎌倉時代中期に書かれた簡潔明快な内容は、民衆に詠まれ今に伝えられた仏教概説書でもある。講義では、この七髙僧の事蹟を基軸に、インド・中国・朝鮮・日本など、東アジアの各地域に伝播し醸成された大乗仏教諸派の全体像を俯瞰し、さらに仏教研究の未来をも展望する。

【仏教学講読I】

『仏説無量寿経』は「浄土三部経」の中心であり、親鸞聖人が「真実之教」と仰がれた経典です。大乗仏教のエッセンスとともに、浄土真宗において最も大切な「浄土」「阿弥陀仏」「往生」「本願」「念仏」「信心」といった言葉の原意が語られています。講読を通して仏願の生起本末および大乗仏教としての浄土真宗の基本と本願の仏道を歩むこころを聞いていきたいと思います。

【仏教学講読II】

親鸞聖人が拠り所とされた「浄土三部経」の中から『仏説観無量寿経』(略して『観経』)と『仏説阿弥陀経』(略して『小経』)を学びます。『観経』には極重の悪人が念仏によって救われること、『小経』にはただ念仏のみが説かれています。これらの経典を読むことで、凡夫が救われる念仏の教えを学んでいきたいと思います。

【真宗学概説】

比叡山における20年の修学の後、法然上人に導かれて本願念仏に帰された親鸞聖人は、阿弥陀如来による救いをご自身における体験をもとに体系的に明らかにし、様々な著書にその全容を記し伝えられました。本講義では、聖人によって明らかにされたその体系としての真宗教義の基礎を、聖人の著書をひもときつつともに学んでいきたいと思います。

【高田の宗風】

真宗高田派第10世真慧上人の著作である『顕正流義抄』を学びます。「正しい流義を顕す抄」と読むことができるこの書によって異義をただし、親鸞聖人の門流における念仏と信心を高田伝来の聖教から引用し、その肝要をどのように教示されたかについて考察していきたいと思います。

【真宗学講読I】

親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類』(略して『教行証文類』)を学びます。使用するテキスト『真宗高田派聖典』(約950頁)の中で『教行証文類』は約270頁にも及ぶ厖大な分量があります。この書は六つの文類から構成されており、前々々回は三つの序文、前々回は「教文類」と「行文類」、前回は「信文類」を学びました。今回は「証文類」から学び始めたいと思います。

【真宗学講読II】

本願寺教団が「正信偈(正信念仏偈)」を重用しているのに対して、高田派では「文類偈(念仏正信偈)」を重用しています。「正信偈」は主著『教行証文類』に収められているのに対し、「文類偈」はその略書と見做される『浄土文類聚鈔』に収められているものの、両偈文は内容も密接な関係があります。両偈文は和讃とも関係があるので、それらに注意を払いながら講読していきます。

【真宗学講読III】

「三帖和讃」は、親鸞聖人撰述の『浄土和讃』、『浄土高僧和讃』、『正像末法和讃』です。高田派には親鸞聖人直筆を含む国宝本「三帖和讃」、高田派第3世顕智上人書写『浄土和讃』『正像末法和讃』が伝わっています。本講読では「三帖和讃」を概観し、今回は『正像末法和讃』を講読します。国宝本と顕智上人書写本では、構成、和讃の数も異なりますので、この2つを中心に学びます。

【真宗学講読IV】

親鸞聖人ならびに高田派の歴代上人は、消息で法義を示した御書を記しています。これらの御書のうち重要なものをとり上げ、読んでいきます。書かれている内容だけではなく、その御書が記された歴史的な背景についても触れていきたいと思っています。

【真宗史講読】

 高田派開山親鸞聖人、第2世真仏上人、第3世顕智上人ら在世中の初期真宗教団の時代から、近代に至るまでの高田派の歴史を、教団の歴史・教学の歴史の両面から学んでいきます。その間随所で、高田派と比較する形で真宗他派の教団・教学の歴史についても触れたいと思っています。さらに専修寺関係史料の講読を通して、高田派の教学的特徴についても学んでいきたいと思います。

 

各講座と担当者

仏教学概説 新 光晴 (仏教教育研究センター研究員 高田本山宝物館主幹)
仏教学講読I 安藤 章仁 (仏教教育研究センター研究員、高田中・高等学校非常勤講師)
仏教学講読II 清水谷 正尊 (仏教教育研究センター研究員、高田短期大学非常勤講師)
高田の宗風 藤田 正知 (仏教教育研究センター主任研究員 高田中・高等学校教諭)
真宗学概説 栗原 廣海 (仏教教育研究センター研究員 高田短期大学学長)
真宗学講読I 松山 智道 (仏教教育研究センター長 高田短期大学特任講師)
真宗学講読II 金信 昌樹 (仏教教育研究センター研究員 高田短期大学非常勤講師)
真宗学講読III 佐波 真 ( 仏教教育研究センター研究員)
真宗学講読IV 北島 恒陽 (仏教教育研究センター研究員)
真宗史講読 栗原 直子(仏教教育研究センター研究員)

2019年度専門講座授業スケジュール(PDF:88KB)