野呂 健一

野呂 健一 教授・学科長

【研究室】

2号館2階 223研究室

【専門分野】

日本語学、言語学

【担当科目】

日本語表現、文書技法、コミュニケーションスキル、プレゼンテーション、キャリアベーシックⅠ・Ⅱ、ゼミナール

【略歴】

H22.3 名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程修了

【学位】

博士(文学)

【保有資格】

日本語教師養成講座修了、日本語教育能力検定、日本漢字能力検定1級、日本語検定1級


現代社会で求められる基礎力を身につけよう!

日本語によるコミュニケーションを見直そう

 私たちが意識することなく使っている日本語とはどのような言語なのでしょうか。日本語の特徴を客観的視点から考察することによって、日本語表現能力の向上を目指します。日頃からTV・新聞等で用いられる日本語や自身の言語生活に関心を払い、言葉の意味や用法に敏感になってもらいたいと思います。

皆さんの主体的な学びを応援します!

 現代社会で求められる創造的思考力や問題解決力を養うためには、主体的に学ぶことが必要です。教員が一方的に知識を伝えるのではなく、皆さんとともに考える参加型の授業を行いたいと思います。学生同士で意見を交換し議論を重ねることは、コミュニケーション能力の向上につながります。

主な経歴・研究業績

●経歴

平成8年4月~平成23年3月 愛知県職員(行政職)
平成19年3月 名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士前期課程修了
平成22年3月 名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程修了
平成22年5月~平成23年3月 名古屋大学大学院国際言語文化研究科学術研究員
平成23年4月~ 本学 現在に至る

●著書

 ・『現代日本語の反復構文-構文文法と類像性の観点から』(2016年12月,くろしお出版)

●学術論文

 ・「自他同形漢語動詞の用法についての事例検討」(2023年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』9号)

 ・「前置き表現「自慢じゃないけど」の意味・機能」(2022年3月,『高田短期大学紀要』40号)

 ・「実習評価ルーブリック策定における表現上の工夫と課題」(2022年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』8号)

 ・「依頼を表す尊敬表現 「お~になってください」と「お~ください」の違い」(2020年3月,『高田短期大学紀要』38号)

 ・「実習評価ルーブリック評価基準に見られる記述の問題点」(2020年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』6号)

 ・「短期大学生による書き言葉の問題点」(2019年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』5号)

 ・「自動翻訳による日本語の誤翻訳ー初級日本語教科書の例文を通じてー」(2018年3月,『高田短期大学紀要』36号)

 ・「敬語に関する規範意識の問題点」(2017年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』3号)

 ・「現代日本語の依頼表現における「いただく」使用の広がりとその要因」(2016年3月,『高田短期大学紀要』34号)

 ・「日本語表現教科書から見る敬語指導の問題点」(2016年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』2号)

 ・「現代日本語の依頼表現における許可求め型の広がり」(2015年3月,『高田短期大学紀要』33号)

 ・「くださる」を用いた依頼表現の使用実態」(2015年3月,『高田短期大学キャリア研究センター紀要・年報』創刊号)

 ・「日本語表現科目における曖昧文の指導について」(2014年3月,『高田短期大学紀要』32号)

 ・「「赤いりんご」と「りんごの赤いの」―線条的類像性の観点から」(2013年6月,KLS 33 (Proceedings of the Thirty-Senventh Annual meeting of The Kansai Linguistic Society))

 ・「カテゴリー想起構文としての「Aか何か」」(2013年5月,『日本認知言語学会論文集』13巻)

 ・「「~わ~わ」構文の分析」(2013年3月,『日本語文法』13巻1号,日本語文法学会)

 ・「日本語リテラシー教育と日本語学との関わり―日本語学的知識は日本語表現能力向上に寄与するか―」(2013年3月,『高田短期大学紀要』31号)

 ・「「AとBは友達だ」の解釈について―対称性の観点から」(2011年5月,『日本認知言語学会論文集』11巻)

 ・「現代日本語の名詞反復構文―構文文法と類像性の観点から―」(2010年11月,『認知言語学論考』No.9,ひつじ書房

 ・「現代日本語の動詞連用形重複構文」(2010年9月,『日本語文法』10巻2号,日本語文法学会)

 ・「名詞反復表現「XXしている」の構文的意味」(2010年5月,『日本認知言語学会論文集』10巻)

 ・「現代日本語の反復構文―構文文法と類像性の観点から―」(2010年3月,名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士学位論文)

 ・「日本語の動詞反復表現―「VてもVても」「VにはV」を例として」(2009年5月,『日本認知言語学会論文集』9巻

 ・「現代日本語の同一動詞反復表現「VにV」について」(2009年3月,『言葉と文化』10号,名古屋大学大学院国際言語文化研究科日本言語文化専攻)

 ・「同語反復表現「XというX」について」(2008年9月,『日本語文法』8巻2号,日本語文法学会)

 ・「同語反復表現「XといえばX」におけるカテゴリー化について」(2008年5月,『日本認知言語学会論文集』8巻)

 ・「構文文法からのアプローチによる同語反復表現の考察―「XらしいX」を中心に―」(2007年9月,『日本認知言語学会論文集』7巻)

●研究発表

 ・「重複副詞「ほぼほぼ」の意味と用法」(2016年12月,日本語文法学会第17回大会)

 ・「現代日本語の依頼表現における「いただく」使用の広がりとその要因」(2015年10月,日本語学会2015年度秋季大会)

 ・「名詞反復構文「NがNだけに」の解釈」(2014年11月,日本語文法学会第15回大会)

 ・「カテゴリー想起構文としての「Aか何か」」(2012年9月,日本認知言語学会第13回大会)

 ・「「赤いりんご」と「りんごの赤いの」―線条的類像性の観点から」(2012年6月,関西言語学会第37回大会)

 ・「「~わ~わ」文の分析」(2010年11月,日本語文法学会第11回大会)

 ・「「AとBは友達だ」の解釈について―対称性の観点から」(2010年9月,日本認知言語学会第11回大会)

 ・「名詞反復表現「XXしている」の構文的意味」」(2009年9月,日本認知言語学会第10回大会)

 ・「形容詞テ形に関わる構文ネットワーク」」(2009年5月,日本語学会2009年度春季大会)

 ・「現代日本語の動詞反復表現について」(ポスター発表)」(2008年11月,「国際シンポジウム―異文化としての日本―」名古屋大学大学院国際言語文化研究科)

 ・「日本語の動詞反復表現―「VてもVても」「VにはV」を例として」(2008年9月,日本認知言語学会第9回大会)

 ・「動詞の反復表現「VにV」「VだけV」「VばVほど」について」(2008年5月,日本語学会2008年度春季大会)

 ・「同語反復表現「XといえばX」におけるカテゴリー化について」(2007年9月,日本認知言語学会第8回大会)

 ・「連続を表す表現「XまたX」「XにつぐX」について―構文文法からのアプローチ―」(2006年10月,日本語文法学会第7回大会)

 ・「構文文法からのアプローチによる同語反復表現の考察」―「XらしいX」を中心に―」(2006年9月,日本認知言語学会第7回大会)

●学会および社会での活動

 ・2019~2023 「ありがとうの一行詩コンクール」審査委員

 ・2021 高田短期大学公開講座「日本語とはどのような言葉か?」

 ・2019 三重大学教育学部非常勤講師「語用論」

 ・2017 高田短期大学公開講座「日本語は曖昧な言語か?」

 ・2015 高田短期大学公開講座「今さら聞けない敬語の基本」

 ・2013 社会福祉法人 明合乃里 コミュニケーション研修講師

 ・2013 みえアカデミックセミナー2013講師「日本語の不思議・面白さ」

 ・2012~2021 名古屋YWCA日本語教育セミナー講師

 その他、高等学校等での出前講座(テーマ:敬語、コミュニケーション、日本語の魅力)

●所属学会

 ・日本語学会

 ・日本言語学会

 ・日本認知言語学会

 ・日本語文法学会

 ・関西言語学会