カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

 本学のカリキュラムは、「建学の精神」「教育の理念」「教育の目的」に沿い、ディプロマ・ポリシーに示した学修到達目標(学修成果)を実現するために、次のような方針に基づいて編成しています。

【共通方針】

 共通到達目標(全学的学修成果)を実現するために、「共通教養科目」を設置する。

【学科方針】

《子ども学科》

 子ども学科の学科到達目標(教育課程別学修成果)を実現するために、教育の基礎的理解に関する科目と保育の本質・目的や保育の対象の理解に関する科目で構成する「教育・保育の基礎的理解」、領域および保育内容の指導法に関する科目や保育の内容・方法に関する科目と、保育の表現技術に関する科目等で構成する「教育・保育の内容と方法」、ゼミナール等の科目の「総合」や実習や実習指導科目の「教育・保育実習」、レクリエーション・インストラクター資格取得に必要な科目で構成する「レクリエーション」というカテゴリーを置き、カリキュラムを編成する。

《キャリア育成学科 オフィスワークコース・介護福祉コース》

 オフィスワークコース、介護福祉コースの到達目標を実現するために、学科内共通のカリキュラムの専門科目として「キャリア育成基幹科目」、各コースの専門科目として「キャリア育成応用科目」を設置するとともに、各コースの到達目標を具体的に実現するために以下のカテゴリーに分けて科目を編成する。

学科共通

〈キャリア〉キャリアデザイン

 自らの将来についてキャリアデザインを描くことができ、その描いたキャリアデザインを実現する準備を整えるため「キャリア」科目をおく。

〈ヒューマンスキル〉良好な人間関係を築く力

 ビジネス現場や地域社会の様々な場面で人間関係を良好にするためのコミュニケーション力とマナーを身につけるために、「コミュニケーション」科目及び「ビジネスマナー」科目をおく。

〈アクション〉主体的な行動力

 ビジネス現場や地域社会において、自ら課題を発見し、解決に向けて主体的に取り組むことができるよう「アクション」科目をおく。

〈チームワーク〉他者との協働力

 組織の一員として、組織内外の様々な他者と連携・調整したうえで、業務にあたることができるように「チームワーク」科目をおく。

〈シンキング〉論理的で柔軟な思考と判断力

 ビジネス現場や地域社会で起こりうる変化に対し、論理的かつ柔軟に思考し判断することができるように「シンキング」科目をおく。

〈総合〉

 それぞれ得た学びを総合的に活用できるよう「ゼミナール」をおく。

オフィスワークコース専門科目

〈オフィス〉

 企業、各団体等のオフィスにおいて必要とされる専門的知識を学ぶ。

〈ビジネス〉

 社会における経済行為やそれを遂行する組織運営等、広くビジネスに関わる内容について学ぶ。

〈会計〉

 企業の経理や金融についての知識、及び簿記会計の実務を学ぶ。

〈情報〉

 様々なオフィスで必要となるコンピュータやネットワークを活用した実務を行うための知識や技術を学ぶ。

〈医療・福祉〉

 医療事務や介護事務を行うために必要な知識や技術を学ぶ。

介護福祉コース専門科目

 介護福祉士として必要とされる社会福祉の知識や介護技術を身につけ、活用することができるよう、専門領域として「ピアヘルパー」「レクリエーション」「人間と社会」「介護」「こころとからだ」「医療的ケア」「介護福祉演習」をおく。

〈ピアヘルパー〉

 日本教育カウンセリング協会の規定で定められたピアヘルパー資格を取得する。

〈レクリエーション〉

 日本レクリエーション協会の規定で定められた福祉レクリエーション・ワーカー資格、及びレクリエーション・インストラクター資格を取得する。

〈人間と社会〉

 福祉の理念を理解し、尊厳の保持や権利擁護の視点および専門職としての基盤となる倫理観を養う。介護福祉士に求められる役割と機能を理解し、様々な場面に必要とされる介護の基礎的な知識・技能を修得する。

〈こころとからだ〉

 介護を必要とする人の生活支援を行うための介護実践の根拠となる人間の心理や人体の構造や機能を理解する。

〈医療的ケア〉

 医療的ケアを安全・適切に実施するために必要な知識・技能を習得する。

〈介護福祉演習〉

 2年間の総まとめとしての復習や介護福祉士国家試験の準備をする。

 各授業科目の到達目標とディプロマ・ポリシーに記す学修到達目標(学修成果)との関連を「カリキュラムマップ」によって明示し、学修の段階や順序、教育課程の体系性を「履修マップ」によって明示する。