仏教専門講座

仏教専門講座

 高田短期大学仏教教育研究センターでは、高田本山からの寄附によって履修証明プログラム「仏教専門講座」を開講いたします。

 本プログラムでは、仏教を開かれた釈尊の教えや真宗の宗祖親鸞聖人が歩まれた仏道を学ぶことができます。多くの方のお申し込みをお待ちしております。
令和6年・7年度仏教専門講座のお申し込みはこちら。
講座の詳細はこちらの要項(PDF1.3MB)をご覧ください。

履修証明プログラム

履修証明制度について

  平成19年の学校教育法の改正により、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校(以下「大学等」という。)における「履修証明制 
 度」が創設されました。これは、大学等の積極的な社会貢献を促進するため、学生を対象とする学位プログラムの他に、社会人等の学生以外の者 
 を対象とした、一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、その修了者に対して法に基づく履修証明書を交付できる
 という制度です。
本学の履修証明プログラム
 ・仏教に関する科目を3科目、真宗に関する科目を7科目、計10科目を開講し、総時間数は150時間となります。
 ・履修期間は2年1クールとし、各年度で5科目ずつの開講を予定しています。なお、2年での受講が困難な場合、複数年かけて履修することもで
  きます。
 ・すべての科目を履修し、すべての試験に合格された方には「履修証明書」を交付します。
 ・「履修証明書」が交付された方は、高田派の学会「助教」を取得することができます。詳細は高田本山宗務院までお問い合わせください。

各科目の概要

仏教学概説
栗原 廣海
仏教教育研究センター研究員
高田短期大学名誉教授

 最初に、釈尊によって説かれた仏教の教えとその特色を、当時のインドの

社会的・文化的背景を考慮しつつ考察します。釈尊入滅後、仏教はさまざまに

展開し、さまざまな国へと伝播しますが、本講義ではインドにおける展開を

主眼とし、特に龍樹の空の思想、世親(天親)の瑜伽行唯識思想と、二人の

浄土教思想について考えてみたいと思います。

仏教学購読Ⅰ
『仏説無量寿経』
清水谷 正尊
仏教教育研究センター研究員
高田短期大学学長

 真宗の根本経典で、「浄土三部経」の中心である『仏説無量寿経』

(略して『大経』)を学びます。親鸞聖人が「真実の教」と仰がれた

『大経』には、阿弥陀仏がどのように私たちを救うのかという衆生救済の

根本原理が説かれています。この『大経』を読むことで、私たちに

かけられた阿弥陀仏の願いとその救済のはたらきを学んでいきたいと

思います。

仏教学購読Ⅱ
『仏説観無量寿経』
『仏説阿弥陀経』
藤田 正知
仏教教育研究センター研究員
高田中・高等学校教諭

 親鸞聖人が拠り所とされた「浄土三部経」の中から『仏説観無量寿経』

(略して『観経』)と『仏説阿弥陀経』(略して『小経』)を学びます。

『観経』には極重の悪人が他力念仏によって救済されること、『小経』の

本意にも他力念仏の教えが説かれています。これらの経典に触れることで、

凡夫が救済される他力念仏の教えを学んでいきたいと思います。

真宗学概説
松山 智道
仏教教育研究センター長
高田短期大学特任講師

 親鸞聖人は、「念仏成仏これ真宗」と言われました。その真宗における

救済思想について考えたいと思います。まず、親鸞聖人のご生涯において

その救済思想がどのように形成されたかを概観し、さらに聖人によって

明かされる真宗の救済構造を把握するとともに、真宗の教えから見出される

人間観や人生観についても探求してみたいと思います。

高田の宗風
島 義恵
仏教教育研究センター研究員

 高田派第十世真慧上人の著作である『顕正流義鈔』や『御書』などから

高田派の宗風を学びます。その際、当時の本願寺教団、蓮如上人との関わり

についてもみていくことで、真慧上人の教えがよりはっきりと見えてくると

思います。

真宗学購読Ⅰ
『教行証文類』
金信 昌樹
仏教教育研究センター研究員

 親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類』(略して『教行証文類』、

通称「教行信証」)を講読します。この書は、二回向四法の浄土真宗の教義の

綱格をもって「教」、「行」、「信」、「証」、「真仏土」、「化身土」の

六つの文類から組織されています。それらは、三経七祖の著述を中心とした

経典、論書、釈文の引用とそれらに拠って記述された聖人の言葉

(通称「御自釈」)から構成されています。この講座では、御自釈を中心に

読み聖人の選択本願念仏思想、信仰を学んでいきたいと思います。

真宗学購読Ⅱ
「念部正信偈(文類偈)」
中川 結幾
仏教教育研究センター研究員
高田中・高等学校非常勤講師

 夕方のお勤めで広く用いられる「念仏正信偈(文類偈)」を読み解き

ながら、七高僧の意を受け、親鸞聖人が明らかにされた浄土真宗の教義を

味わっていきたいと思います。

真宗学購読Ⅲ
「三帖和讃」
佐波 真
仏教教育研究センター研究員
高田中・高等学校非常勤講師

 「三帖和讃」は、親鸞聖人撰述の『浄土和讃』、『浄土高僧和讃』、

『正像末法和讃』です。真宗高田派には親鸞聖人の筆跡のある国宝本

「三帖和讃」、高田派第三世顕智上人書写『浄土和讃』、『正像末法和讃』

があり、大切にされてきました。本講読では「三帖和讃」を概観し、今回は

『浄土和讃』を中心に講読します。

真宗史概説
北島 恒陽
仏教教育研究センター研究員

 真宗の歴史の概要を講義します。まずは親鸞聖人の生涯を振り返ることから

始め、聖人の門弟たちの活動や、その後の展開をみていきます。そこから真宗の

各派の成立や各派の特徴をみることにします。真宗は戦国時代、高田派に

真慧上人、本願寺派に蓮如上人が出て、それまでとは大きく変わっていきます。

その戦国時代の真宗の活動とともに、真宗の活動の一形態である一向一揆に

ついてもみていきます。さらにそれに次いで、江戸時代の真宗について、幕府と

真宗の関係や教えの特徴といったものをみていこうと思っています。

真宗教学史
栗原 直子
仏教教育研究センター研究員
龍谷大学非常勤講師
高田中・高等学校非常勤講師

 真宗教学史とは、親鸞聖人によってあきらかにされた真宗のみ教えが、

聖人入滅後、どのように解釈され、今日まで受け継がれてきたのかを

ひもとく学問です。この講義では、様々な書物の講読を通して高田派

および真宗他派の教学史を明らかにするとともに、高田派の教学的特徴に

ついても学んでいきます。