山本 敦子

山本 敦子 教授

【研究室】

音楽棟1階 D12研究室

【専門分野】

音楽教育学

【担当科目】

音楽表現技術Ⅰ・Ⅱ、子どもと表現(音楽)、子どもと音楽Ⅰ・Ⅱ、スタートアップゼミナール、ゼミナールⅠ・Ⅱ、キャリアスタディ

【略歴】

横浜国立大学教育学部 教員養成課程音楽科卒業

横浜国立大学大学院教育学研究科 音楽教育学専攻修士課程修了

【学位】

教育学修士

【保有資格】

小学校教諭専修免許状

中学校教諭専修免許状(音楽)

高等学校教諭専修免許状(音楽)

特別支援学校教諭一種免許状


出会い、関わり、そしてつながりへ

音楽との幸せな出会いを願って

 日々の生活や人生を生きる上で、音楽は私たちに元気や安らぎを与え、心に潤いをもたらしてくれます。自分らしく表現すること、仲間とともに表現することの楽しさを感じさせてくれます。感性柔らかな幼少期において、子どもたちが音楽と幸せな出会いをし、その後の成長過程においても豊かな関わりを広げていけるように、私たち大人はどのように働きかけ、支えることができるでしょうか。本学の授業を通して皆さんも一緒に考えてみませんか?

音楽を介して人とのつながりへ

 本学では年に4回仏教行事が開かれ、皆が集って聖歌をうたい心をひとつにします。入学式・卒業式にも必ず音楽が寄り添っています。またクラブ活動には吹奏楽部・軽音楽部などがあり、短大で新しく出会う仲間とともに、若さあふれる自分たちの音楽を生み出しています。このような機会を通し、音楽を介して人と人とがつながっていくすてきな場面にきっといくつも出会えることでしょう。

主な経歴・研究業績

●経歴

 ・平成14年4月より本学勤務、現在に至る。

●学術論文

・(文献紹介)‘Musicalcare in infancy : Supporting infants and their caregivers’
Katie Rose M. Sanfilippo, Shannondel’Etoile, and Sandra E. Trehub ; Collaborative Insights : InterdisciplinaryPerspectives on Musical Care Throughout the Life Course(2022)Chapter 1 : 12-43 TheOxford University Press(単)『音楽心理学研究会論文集第16巻』(2024.3)

・「親子を対象とした地元の木材による楽器作りと音遊びの取り組みと課題―三重県産ヒノキによるクラベス作りをもとに―」(単)『高田短期大学育児文化研究第18号』(2023.3)

・(論考)「音楽心理学研究会での学びをつなぐ」(単)『音楽心理学研究会論文集第15巻』(2023.3)

・「子どもの手作り楽器活動における演奏体験を能動的に促すための試み(2)―保育者養成課程学生とプロの演奏家との協働的な取り組みより―」(単)『高田短期大学紀要第39号』(2021.3)

・「子どもの手作り楽器活動における演奏体験を能動的に促すための試み(1)―保育者養成課程学生による絵本を用いた取り組みより―」(単)『高田短期大学紀要第38号』(2020.3)

・「児童館での手作り楽器制作と演奏活動の企画と実践における保育者養成課程学生の学び(3)―保育実践および子育て支援への展望―」(単)『高田短期大学育児文化研究第13号』(2018.3)

・「児童館での手作り楽器制作と演奏活動の企画と実践における保育者養成課程学生の学び(2)―楽器の特徴や活動対象年齢の分析をもとに―」(単)『高田短期大学紀要第36号』(2018.3)

・「児童館での手作り楽器制作と演奏活動の企画実践における保育者養成課程学生の学び(1)―学生の実践の振り返りをもとに―」(単)『高田短期大学紀要第35号』(2017.3)

・「保育者養成校における手作り楽器の授業実践に関する研究動向からの一考察」(単)『高田短期大学育児文化研究第11号』(2016.3)

・「幼児の合奏導入ための音楽遊びに関する授業実践研究(2)―音のイメージを広げる遊びを中心に―」(単)『高田短期大学育児文化研究第10号』(2015.3)

・「幼児の合奏導入ための音楽遊びに関する授業実践研究(1)―リズム楽器による音楽遊びを中心に―」(単)『高田短期大学育児文化研究第9号』(2014.3)

・「おばあちゃんの音楽手帖(2)~夢のピアノ~」(単)『高田短期大学人間介護福祉学科年報第6号』(2011.10)

・「高齢者を対象とした音楽療法の実践に関する一考察~プログラム例の分析を通して~」(単)『高田短期大学紀要第29号』(2011.3)

・「おばあちゃんの音楽手帖(1)~青春の祈り~」(単)『高田短期大学人間介護福祉学科年報第5号』(2010.10)

・「子どもの『学び』と音楽教育に関する考察(1)―『キラキラ星』の授業風景から―」(単)『高田短期大学育児文化研究センター紀要創刊号』(2006.3)

●実践報告/資料紹介等

・(文献紹介)‘Mothers as Singing Mentors for Infants’ S.E.Trehub & Helga Rut Gudmundsdottir;The Oxford Handbook of SINGING(2019)Part4,Chapter22:455-469(単)『音楽心理学研究会論文集第15巻』(2023.3)

・「乳児と養育者との音楽的相互作用に関する海外の研究動向の紹介―L.K. Cirelliほか著『乳児の社会的シグナルとしてのリズムとメロディ』(2018)―」(単)『高田短期大学育児文化研究第17号』(2022.3)

・「オルフ研究所におけるInternational Summer Course 2017への参加から学んだこと― オープニングと歌の講座を中心に ―」(単)『高田短期大学育児文化研究第14号』(2019.3)

・「オルフ研究所におけるInternational Summer Course 2017への参加から学んだこと― 最終夜の発表会Final Eveningを中心に ―」(単)『音と動きの研究46号』(2018.12)

・「オルフ研究所におけるInternational Summer Course 2017への参加から学んだこと― 楽器作りの講座を中心に ―」(単)『音と動きの研究45号』(2017.12)

・「子育て講座と公開講座における手作り楽器制作の取り組みと課題」(単)『高田短期大学育児文化研究第12号』(2017.3)

・「親子(乳幼児)を対象とした音楽CDの制作動向」(単)『高田短期大学育児文化研究第7号』(2012.3)

・「保育に生かす創造的な音楽活動の試み―『カール・オルフ夏期特別研修』から幼児のための歌唱指導を中心に―」(単)『高田短期大学育児文化研究センター紀要第4号』(2009.3)

・「保育に生かす創造的な音楽活動の試み―『カール・オルフ夏期特別研修2000』から幼児の音楽遊びを中心に―」(単))『高田短期大学育児文化研究センター紀要第3号』(2008.3)

●学会発表等

・「保育者は音楽的な実践力量をどのように形成していくのか(1)―音楽の得意な保育者へのインタビュー調査をもとに―」(単)日本音楽教育学会第54回大会口頭発表(2023.10)

・(海外文献紹介)‘Musical care in infancy : Supporting infants and their caregivers’

Katie Rose M. Sanfilippo, Shannon del’Etoile, and Sandra E. Trehub ; Collaborative Insights : Interdisciplinary Perspectives on Musical Care Throughout the Life Course(2022)(単)音楽心理学研究会第96回例会(2023.6)

・「親子を対象とした地元の木材による楽器作りと音遊びの取り組み―三重県産ヒノキによるクラベス作りをもとに―」(単)日本音楽教育学会第53回大会口頭発表(2022.11)

・「『木育』を取り入れた音楽アウトリーチ活動の試み(1)―保育学生による親子対象のワークショップの実践をもとに―」(単)日本保育学会第75回大会ポスター発表(2022.5)

・(海外文献紹介)‘Mothers as Singing Mentors for Infants’ S.E.Trehub & Helga Rut Gudmundsdottir;The Oxford Handbook of SINGING(2019)(単)音楽心理学研究会第92回例会(2022.4)

・「保育者養成課程学生とプロの演奏家との協働的な取り組みにおける成果と課題(2)―『親子で作ろう ダンボールカホン』での人々の関わりと学び―」(単)日本保育学会第74回大会ポスター発表(2021.5)

・"Rhythm and melody as social signals for infants″(2018) By L.K.Cirelli, S.E.Trehub, L.J.Trainor;Annals of the New York Academy Of Sciences翻訳・紹介(単)音楽心理学研究会第88回例会(2021.3)

・「保育者養成課程学生とプロの演奏家との協働的な取り組みにおける成果と課題(1)―『親子で作ろう ダンボールカホン』の演奏活動の効果の検証―」(単)日本保育学会第73回大会ポスター発表(2020.5)

・"The Oxford Handbook of Music Psychology; Second edition" (2016) (Edited by S. Hallam, I. Cross, & M. Thaut)Part 5 Chapter 24 "Infant musicality" (Sandra Trehub)翻訳・紹介(単)音楽心理学研究会第74回例会(2017.10)・音楽心理学研究会第75回例会(2017.12)

・「子育て講座と公開講座における手作り楽器制作の取り組みと課題」(単)高田短期大学育児文化研究センター第46回定例研究会(2017.2)

・「『保育表現技術』の内容と習得方法についての課題検討―保育所と養成校での鍵盤楽器技術に関する現状から―」全国保育士養成協議会第51回研究大会(2012.9)

・「保育者に求められる音楽的専門力量形成について(Ⅲ)―T短大「幼児音楽」授業改善における取り組み―」(共)日本保育学会第59回大会(2006.5)

●社会活動・講座講師等

・津市子育て孫育てセミナー「第4回:赤ちゃんの耳と声を育む」講師(2021)

・明和ゆたか園子育て支援センターいちごくらぶ講座講師(2019~2023)

・高田短期大学教員免許状更新講習 選択領域「子どもと表現(音楽)」講師(2017~2019、2021)

・津市教育研究会南ブロック幼児教育部会「音遊びからアンサンブルへの実践方法について」講師(2018)

・津市委託事業・高田短期大学育児文化研究センター主催 保護者支援講習会「お父さんと一緒に作って遊ぼう~風船太鼓~」講師(2017)

・第66回近畿高等学校家庭科教育研究大会講習会「高校生に教えたい親子で楽しむ歌と手遊び」講師(2015)

・みえアカデミックセミナー「子どもの歌、歌あそびの楽しみ~みなさんで歌いましょう~」講師(2015)

・津市家庭教育支援コーディネーター養成講座(基礎コース)(2015~2017)

・高田短期大学再就職支援及び保有者のスキルアップ研修「保育実技:表現」講師(2011)

・JA三重中央会介護福祉(ホームヘルパー2級課程)科研修会「音楽療法概論・音楽療法実習」講師(2010)

・JA三重中央会ふらっとホームコーディネーター養成研究会「子どもと楽しむ歌あそび」講師(2007~2021)

・文科省特色ある大学教育支援プログラム事業「親と子のための音楽あそびひろば」講師(2007)

・高田短期大学育児文化研究センター出前講座「親子で楽しむふれあい歌あそびとミニコンサート」講師(2006,2007)

●所属学会

 ・2000(平成12)年~日本音楽教育学会会員

 ・2002(平成14)年~日本保育学会会員

 ・2005(平成17)年~日本音楽療法学会会員

 ・2015(平成27)年~日本オルフ音楽教育研究会会員

 ・2016(平成28)年~音楽心理学研究会会員

 ・2020(令和2)年~音楽知覚認知学会会員